デフォルトでは、PHPはCGIプログラムとして構築されます。これにより
CGI処理やWeb以外のPHPスクリプトの実行に使用可能なコマンドラインイ
ンタプリタが作成されます。PHPのモジュール組込みをサポートしている
Webサーバを実行している場合、通常は性能面からこちらを選択するべき
です。しかし、CGIバージョンの場合、ApacheユーザがユーザID毎に異なっ
たPHPを使用するページを実行することが可能になります。PHPをCGIとし て実行する場合には、
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全体をよく読んで下さい。
PHPをCGIプログラムとして実行した場合、
make test
と入力することにより構築したものをテストすることが 可能です。常に構築後のテストを行うことを推奨します。これにより、
使用する環境でのPHPの問題に対して後でその問題と格闘するのではなく、 早期に見付けることが可能となります。
PHP 3をCGIプログラムとして構築した場合には、
make bench
とすることにより、ベンチマークを実行 することが可能です。セーフモードがデフォルトでonの場合、30秒以
上かかるベンチマークは完了させることができません。これは、セーフ モードでは、
set_time_limit()
を使用することが できないためです。スクリプト用にこの時間を設定するには、設定
max_execution_time
を使用して設定して下さい。
make bench
は、
設定ファイル
を無視します。
注意 make bench は PHP 3 でのみ利用可能です。
いくつかのサーバが提供する環境変数は、現在のCGI/1.1規約において定義
されていません。以下の変数のみがこの規約で定義されています。その他 は、「ベンダー拡張」として取り扱うべきです。 :
AUTH_TYPE, CONTENT_LENGTH, CONTENT_TYPE, GATEWAY_INTERFACE,
PATH_INFO, PATH_TRANSLATED, QUERY_STRING, REMOTE_ADDR,
REMOTE_HOST, REMOTE_IDENT, REMOTE_USER, REQUEST_METHOD,
SCRIPT_NAME, SERVER_NAME, SERVER_PORT, SERVER_PROTOCOL and
SERVER_SOFTWARE