LXVIネットワーク関数(network)

導入

要件

これらの関数は、標準モジュールの一部と して利用可能であり、常に使用できます。

インストール手順

これらの関数はPHPコアに含まれるため、使用す る際にインストールは不要です。

実行用の設定

これらの関数の動作は、 php.ini の設定により変化します。

表 1ネットワーク設定オプション(Network)

名前 デフォルト 変更の可否
define_syslog_variables "0" PHP_INI_ALL
PHP_INI_* 定数の詳細と定義については、 ini_set() を参照して下さい。

以下に設定ディレクティブの簡単な説明を示します。

define_syslog_variables boolean

様々なsyslog変数(例: $LOG_PID、$LOG_CRON、等)を定義するかどうか。 これをoffにするのは、性能面では良い考えです。 実行時に define_syslog_variables() をコールする ことにより、これらを定義することができます。



リソース型

この拡張モジュールはリソース型を全く定義し ません。

定義済みの定数

この一覧にある定数は、PHPコアに含まれており常に利用可能です。

表 2 openlog() オプション

定数 説明
LOG_CONS システムロガーにデータを送信する際にエラーが発生した場合、システ ムコンソールに直接書き込む。
LOG_NDELAY ロガーにただちに接続をオープンする。
LOG_ODELAY (デフォルト) 最初のメッセージが記録されるまで接続のオープンを遅 延させる。
LOG_PERROR 標準エラー出力にもログメッセージを出力する
LOG_PID 各メッセージにプロセスIDを含める

表 3 syslog() プロパティ(降順)

定数 説明
LOG_EMERG システムは使用不可
LOG_ALERT アクションを直ちに起こすことが必要
LOG_CRIT 危機的な条件
LOG_ERR エラー条件
LOG_WARNING 警告条件
LOG_NOTICE 正常、しかし、注意すべき条件
LOG_INFO 情報メッセージ
LOG_DEBUG デバッグレベルメッセージ

表 4 dns_get_record() オプション

定数 説明
DNS_A IPv4アドレスリソース
DNS_MX Mail Exchangerリソース
DNS_CNAME エイリアス(Canonical Name)リソース
DNS_NS Authoritative Name Serverリソース
DNS_PTR ポインタリソース
DNS_HINFO ホスト情報リソース (これらの値の意味については、 RFC 1010 を参照)
DNS_SOA 認証リソースの開始
DNS_TXT テキストリソース
DNS_ANY 全てのリソースレコード。多くのシステムでは、 これは、全てのリソースレコードを返します。 しかし、危機的な状況には対応できません。代わりに DNS_ALLを試してください。
DNS_AAAA IPv6アドレスリソース
DNS_ALL 利用可能なレコード型毎のネームサーバへの反復クエリ。
目次
checkdnsrr -- 指定したインターネットホスト名もしくはIPアドレスに対応するDNSレコー ドを検索する
closelog -- システムログへの接続を閉じる
debugger_off -- PHPの内部デバッガを無効にする
debugger_on -- PHPの内部デバッガを有効にする
define_syslog_variables -- syslogに関係する全ての定数を初期化する
dns_check_record -- Synonym for checkdnsrr()
dns_get_mx -- Synonym for getmxrr()
dns_get_record -- ホスト名が指すDNSリソースレコードを取得する
fsockopen -- インターネットもしくはUNIXドメインのソケット接続をオープンする
gethostbyaddr -- 指定したIPアドレスに対応するインターネットホスト名を取得する
gethostbyname -- インターネットホスト名に対応するIPアドレスを取得する
gethostbynamel -- 指定したインターネットホスト名に対応するIPアドレスのリストを取得 する。
getmxrr -- 指定したインターネットホスト名に対応するMXレコードを取得する
getprotobyname -- プロトコル名のプロトコル番号を得る
getprotobynumber -- プロトコル番号が指すプロトコル名を得る
getservbyname -- インターネットサービスおよびプロトコルが関連するポート番号を得る
getservbyport -- ポートおよびプロトコルに対応するインターネットサービスを得る
ip2long -- (IPv4) インターネットプロトコルドット表記のアドレスを適当なアドレ スを有する文字列に変換する
long2ip -- (IPv4) インターネットアドレスをインターネット標準ドット表記に変換 します。
openlog -- システムログへの接続をオープンする
pfsockopen -- 持続的なInternetまたはUnixドメインソケット接続をオープンする
socket_get_status -- 既存のソケットリソースに関する情報を返す
socket_set_blocking -- ソケットにおけるブロック非ブロックモードの設定
socket_set_timeout -- ソケットのタイムアウト時間を設定する
syslog -- システムログのメッセージを生成する