XLIVInterBase関数

導入

InterBaseはBorland/Inpriseが開発した有名なデータベースです。 InterBaseに関する詳細な情報は、 http://www.interbase.com/ から得ることができます。 ところで、InterBaseはオープンソース運動に加わりました!

注意 InterBase 6の完全なサポートがPHP 4.0で追加されました。

このデータベースは、シングルクオート(')文字をエスケープに使用しま す。この動作はSybaseデータベースに似ており、以下のディレクティブ を php.ini に追加して下さい。

magic_quotes_sybase = On


要件

インストール手順

PHPでInterBaseサポートを有効にするには、 --with-interbase[=DIR] を指定して設 定を行います。ただし、DIRはInterBaseのベースインストールディレクトリ で、デフォルトは /usr/interbase です。

Win32ユーザへの注意 このモジュールをWindows環境で有効にするには、 gds32.dll をPHP/Win32バイナリパッケージのDLLフォ ルダから使用するWindowsマシンのSYSTEM32フォルダ(例: C:\WINNT\SYSTEM32 またはC:\WINDOWS\SYSTEM32)にコピーする必要があります。 InterBaseデータベースサーバをPHPを実行しているのと同じマシンにイン ストールしている場合、このDLLはすでにあるはずです。この場合、 DLLフォルダから gds32.dll をコピーする必要はあり ません。

実行用の設定

これらの関数の動作は、 php.ini の設定により変化します。

表 1InterBase設定オプション

名前 デフォルト 変更の可否
ibase.allow_persistent "1" PHP_INI_SYSTEM
ibase.max_persistent "-1" PHP_INI_SYSTEM
ibase.max_links "-1" PHP_INI_SYSTEM
ibase.default_user NULL PHP_INI_ALL
ibase.default_password NULL PHP_INI_ALL
ibase.timestampformat "%m/%d/%Y%H:%M:%S" PHP_INI_ALL
ibase.dateformat "%m/%d/%Y" PHP_INI_ALL
ibase.timeformat "%H:%M:%S" PHP_INI_ALL
PHP_INI_* 定数の定義と詳細については、 ini_set() を 参照して下さい。

リソース型

定義済みの定数

これらの定数は、この拡張モジュールで定義されており、 この拡張モジュールがPHP内部にコンパイルされているか実行時に動的にロー ドされるかのどちらかの場合のみ使用可能です。

IBASE_DEFAULT ( integer )

IBASE_TEXT ( integer )

IBASE_UNIXTIME ( integer )

IBASE_READ ( integer )

IBASE_COMMITTED ( integer )

IBASE_CONSISTENCY ( integer )

IBASE_NOWAIT ( integer )

IBASE_TIMESTAMP ( integer )

IBASE_DATE ( integer )

IBASE_TIME ( integer )

目次
ibase_blob_add -- 生成されたblobにデータを追加する
ibase_blob_cancel -- blobの生成を取り消す
ibase_blob_close -- blobを閉じる
ibase_blob_create -- データを追加するためにblobを生成する
ibase_blob_echo -- ブラウザにblobの内容を出力する
ibase_blob_get -- オープンしたblobからデータのバイト数を取得する
ibase_blob_import -- blobを生成し、ファイルをコピーし、閉じる
ibase_blob_info -- blobの長さと他の便利な情報を返す
ibase_blob_open -- データの一部を取得するためにblobをオープンする
ibase_close -- InterBaseデータベースへの接続を閉じる
ibase_commit -- トランザクションをコミットする
ibase_connect -- InterBaseデータベースへの接続をオープンする
ibase_errmsg -- エラーメッセージを返す
ibase_execute -- 準備されたクエリを実行する
ibase_fetch_object -- InterBaseデータベースからオブジェクトを得る
ibase_fetch_row -- InterBaseデータベースから1行分の結果を取得する
ibase_field_info -- フィールドに関する情報を得る
ibase_free_query -- 準備されたクエリにより確保されたメモリを解放する
ibase_free_result -- 結果セットを解放する
ibase_num_fields -- 結果セットにおけるフィールド数を得る
ibase_pconnect -- InterBaseデータベースへの持続的接続をオープンする
ibase_prepare -- 後でパラメータのバインド及び実行するためにクエリを準備する
ibase_query -- InterBaseデータベースでクエリを実行する
ibase_rollback -- トランザクションをロールバックする
ibase_timefmt -- クエリーから返されるtimestamp、data、time型カラムのフォーマットを設定する
ibase_trans -- トランザクションを開始する