XCVShockwave Flash関数

導入

PHPは、Paul Haeberliが作成したlibswfモジュールによりShockwave Flashファイルを作成する機能を提供します。

注意 SWFサポートは、PHP 4 RC2で追加されました。

libswf は、Windows でサポートされていません。このライブラリの開発 は中止されており、他のシステムへ移植するためのソースは入手できま せん。

最新のSWFサポートについては、 MING 関数を参照して下さい。

要件

PHPでこの拡張モジュールを使用するようコンパイルするためには、 libswfライブラリを必要とします。 libswfを ftp://ftp.sgi.com/sgi/graphics/grafica/flash でダウンロードす ることができます。

インストール手順

libswfを入手した後にするべきことは、configureに --with-swf[=DIR] を指定することだ けです。ただし、DIRはディレクトリincludeおよびlibを有する場所です。 ディレクトリincludeにはファイルswf.hが、ディレクトリlibにはファイ ルlibswf.aがある必要があります。libswfの配布ファイルを展開した際に は、二つのファイルは一つのディレクトリにあります。結果的にファイル を適当な場所に手動でコピーする必要があります。

実行用の設定

この拡張モジュールは設定ディレクティブを全く 定義しません。

リソース型

この拡張モジュールはリソース型を全く定義し ません。

定義済みの定数

これらの定数は、この拡張モジュールで定義されており、 この拡張モジュールがPHP内部にコンパイルされているか実行時に動的にロー ドされるかのどちらかの場合のみ使用可能です。

MOD_COLOR ( integer )

MOD_MATRIX ( integer )

TYPE_PUSHBUTTON ( integer )

TYPE_MENUBUTTON ( integer )

BSHitTest ( float )

BSDown ( float )

BSOver ( float )

BSUp ( float )

OverDowntoIdle ( integer )

IdletoOverDown ( integer )

OutDowntoIdle ( integer )

OutDowntoOverDown ( integer )

OverDowntoOutDown ( integer )

OverUptoOverDown ( integer )

OverUptoIdle ( integer )

IdletoOverUp ( integer )

ButtonEnter ( integer )

ButtonExit ( integer )

MenuEnter ( integer )

MenuExit ( integer )

PHPをShockwave Flashサポート付きでインストールした後は、 ShockwaveファイルをPHPから作成することができるようになります。 何ができるかが分かると驚かされることでしょう。次のコードを見て下さい。

例 1SWFの例

 ?php
swf_openfile ("test.swf", 256, 256, 30, 1, 1, 1);
swf_ortho2 (-100, 100, -100, 100);
swf_defineline (1, -70, 0, 70, 0, .2);
swf_definerect (4, 60, -10, 70, 0, 0);
swf_definerect (5, -60, 0, -70, 10, 0);
swf_addcolor (0, 0, 0, 0);

swf_definefont (10, "Mod");
swf_fontsize (5);
swf_fontslant (10);
swf_definetext (11, "This be Flash wit PHP!", 1);

swf_pushmatrix ();
swf_translate (-50, 80, 0);
swf_placeobject (11, 60);
swf_popmatrix ();

for ($i = 0; $i   30; $i++) {
    $p = $i/(30-1);
    swf_pushmatrix ();
    swf_scale (1-($p*.9), 1, 1);
    swf_rotate (60*$p,  'z');
    swf_translate (20+20*$p, $p/1.5, 0);
    swf_rotate (270*$p,  'z');
    swf_addcolor ($p, 0, $p/1.2, -$p);
    swf_placeobject (1, 50);
    swf_placeobject (4, 50);
    swf_placeobject (5, 50);
    swf_popmatrix ();
    swf_showframe ();
}

for ($i = 0; $i   30; $i++) {
    swf_removeobject (50);
    if (($i%4) == 0) {
        swf_showframe ();
    }
}

swf_startdoaction ();
swf_actionstop ();
swf_enddoaction ();

swf_closefile ();
? 


目次
swf_actiongeturl -- Shockwave FlashムービーからURLを得る
swf_actiongotoframe -- フレームを実行した後、停止する
swf_actiongotolabel -- 指定したラベルを有するフレームを表示する
swf_actionnextframe -- フレームを一つ進める
swf_actionplay -- カレントのフレームからflashムービーの実行を開始する
swf_actionprevframe -- フレームを一つ戻す
swf_actionsettarget -- アクションのコンテキストを設定する
swf_actionstop -- カレントのフレームでflashムービーの実行を終了する
swf_actiontogglequality -- クオリティのローとハイを切替える
swf_actionwaitforframe -- フレームがロードされていない場合にアクションをスキップする
swf_addbuttonrecord -- カレントのボタンの位置、外観、アクティブエリアを制御する
swf_addcolor -- グローバル加算色を指定したrbga値に設定する
swf_closefile -- カレントのShockwave Flashファイルを閉じる
swf_definebitmap -- ビットマップを定義する
swf_definefont -- フォントを定義する
swf_defineline -- 線を定義する
swf_definepoly -- ポリゴンを定義する
swf_definerect -- 長方形を定義する
swf_definetext -- テキスト文字列を定義する
swf_endbutton -- カレントのボタンの定義を終了する
swf_enddoaction -- カレントのアクションを終了する
swf_endshape -- カレントの形状の定義を完結する
swf_endsymbol -- シンボルの定義を終了する
swf_fontsize -- フォントの大きさを変更する
swf_fontslant -- フォントの傾きを設定する
swf_fonttracking -- カレントのフォントのトラッキングを設定する
swf_getbitmapinfo -- ビットマップに関する情報を得る
swf_getfontinfo -- 大文字のAと小文字のxの高さをピクセル単位で得る
swf_getframe -- カレントのフレームのフレーム番号を得る
swf_labelframe -- カレントのフレームにラベルを付ける
swf_lookat -- 視点変換を定義する
swf_modifyobject -- オブジェクトを修正する
swf_mulcolor -- グローバル乗算色を指定したrbga値に設定する
swf_nextid -- 次の未使用のオブジェクトIDを返す
swf_oncondition -- アクションリストのトリガとして使用されるトランジションを定義する
swf_openfile -- 新規にShockwave Flashファイルをオープンする
swf_ortho2 -- ユーザ座標の2D直交マッピングをカレントのビューポイントに定義する
swf_ortho -- カレントのビューポートにおけるユーザー座標の直交マッピングを定義する
swf_perspective -- 遠近法による投影変換を定義する
swf_placeobject -- オブジェクトを画面に配置する
swf_polarview -- 極座標で視点を定義する
swf_popmatrix -- 以前の変換行列を回復する
swf_posround -- オブジェクトを配置または移動する際の変換時の丸め処理を有効または無効にする
swf_pushmatrix -- カレントの変換行列をスタックに入れる
swf_removeobject -- オブジェクトを削除する
swf_rotate -- カレントの座標を回転する
swf_scale -- カレントの変換をスケリーングする
swf_setfont -- カレントのフォントを変更する
swf_setframe -- 指定したフレームに切替える
swf_shapearc -- 円弧を描画する
swf_shapecurveto3 -- 3次ベジエ曲線を描画する
swf_shapecurveto -- 2点間に2次ベジエ曲線を描画する
swf_shapefillbitmapclip -- カレントの塗りつぶしモードをクリップ付きビットマップ
swf_shapefillbitmaptile -- カレントの塗りつぶしモードをタイル状のビットマップに設定する
swf_shapefilloff -- 塗りつぶしをオフにする
swf_shapefillsolid -- カレントの塗りつぶし色を指定した色に設定する
swf_shapelinesolid -- カレントの行のスタイルを設定する
swf_shapelineto -- 線を描画する
swf_shapemoveto -- カレントの位置を移動する
swf_showframe -- カレントのフレームを表示する
swf_startbutton -- ボタンの定義を開始する
swf_startdoaction -- カレントのフレームのアクションリストの記述を開始する
swf_startshape -- 複雑な形状を開始する
swf_startsymbol -- シンボルを定義する
swf_textwidth -- 文字列の幅を得る
swf_translate -- カレントの座標軸を変換する
swf_viewport -- 描画を行う範囲を選択する