openlog

(PHP 3, PHP 4 )

openlog -- システムログへの接続をオープンする

説明

int openlog ( string ident, int option, int facility)

openlog() は、プログラムによるシステムログへの 接続をオープンします。 文字列 ident は、各メッセージに 追加されます。 option および facility の値は、以下で説明します。 option 引数は、ログメッセージの生成時に使 用されるロギング用オプションを指定するために使用されます。 引数 facility には、ロギングを行う際のメッ セージ型を指定します。これにより、(使用するシステムのsyslogの設定 に関して)異なった facility を有するメッセージをどの程度処理するか を指定することが可能になります。 openlog() の使用は必須ではありません。この関数 は、必要な場合に syslog() により自動的に呼び出さ れます。この場合、 ident のデフォルト値は FALSE となります。

表 1 openlog() のオプション

定数 説明
LOG_CONS システムログにデータが送信される間にエラーが発生した場合、直 接、システムコンソールに書き込まれます。
LOG_NDELAY 直ちにログへの接続をオープンします。
LOG_ODELAY (デフォルト) 最初のメッセージがロギングされるまで接続のオー プンを遅延します。
LOG_PERROR 標準エラー出力にもログメッセージを出力します。
LOG_PID 各メッセージにPIDをインクルードします
このオプションを一つまたは複数設定することが可能です。複数のオプ ションを使用した場合、これらの論理和をとる必要があります。すなわ ち、直ちに接続をオープンし、コンソールに書き込み、各メッセージに PIDをインクルードするには、次のようにします。 : LOG_CONS | LOG_NDELAY | LOG_PID

表 2 openlog() の機能

定数 説明
LOG_AUTH 定数が定義された場所で セキュリティ/認証用メッセージ (定数LOG_AUTHPRIVが定義されているシステムでは、代わりにそれ を使用して下さい。)
LOG_AUTHPRIV セキュリティ/認証 メッセージ(プライベート)
LOG_CRON クロン デーモン(cron およびat)
LOG_DAEMON 他のシステムデーモン
LOG_KERN カーネルメッセージ
LOG_LOCAL0 ... LOG_LOCAL7 ローカルでの使用のために確保
LOG_LPR ラインプリンタサブシステム
LOG_MAIL メールサブシステム
LOG_NEWS USENET ニュース サブシステム
LOG_SYSLOG syslogd で内部的に生成されたメッセージ
LOG_USER 一般的なユーザーレベルのメッセージ
LOG_UUCP UUCP サブシステム


define_syslog_variables() , syslog() , closelog() も 参考にしてください。