(PHP 3, PHP 4) 文字の中には HTML において特殊な意味を持つものがあり、それら 本来の値を表示したければ HTML の表現形式に変換してやらなければ なりません。この関数は、これらの変換を行った結果の文字列を 返します。これは、日常的なWebプログラミングにおいて最も有用な 変換を行います。全てのHTML文字エンティティを変換する必要 がある場合には、代わりに htmlentities() を使用し て下さい。 この関数は、メッセージボードやゲストブックのようにユーザーが書き こんだテキストにおいてHTML のマークアップ用文字を区別する必要があ る場合に有用です。オプションの2番目の形式、quote_styleは、 シングルおよびダブルクオートされた文字で関数が何を行うかを指定し ます。デフォルトのモード(ENT_COMPAT)は下位互換性を有しており、ダ ブルクオートされた文字を変換し、単純な引用のままにします。 ENT_QUOTESが設定されている場合、シングルクオート、ダブルクオート は共に変換され、ENT_NOQUOTESが設定されている場合、シングルクオー ト、ダブルクオートは共に変換されません。 変換対象となる文字は以下の通りです。 '' (アンパサンド) は 'amp;' になります。 ENT_NOQUOTESが設定されていない場合、'"' (ダブルクォート) は 'quot;'になります。 ENT_QUOTESが設定されている場合のみ、''' (シングルクオート) は '#039;'になります。 '' (小なり) は 'lt;' になります。 '' (大なり) は 'gt;' になります。 例 1 htmlspecialchars() の例 この関数は上記のあげたもの以外に関しては一切の変換を行わないことに 注意して下さい。すべての変換を行うには htmlentities() を参照してください。オプションの 2番目の引数は、PHP 3.0.17およびPHP 4.0.3で追加されました。 3番目の引数は、変換に使用される文字セットを指定します。デフォルト の文字セットは、ISO-8859-1です。3番目の引数のサポートは、PHP 4.1.0で追加されました。 htmlentities() および nl2br() を参照下さい。