dbx モジュールは、データベース抽象化レイヤ (db 'X'、ただし 'X' は サポートされるデータベースの一つを意味します)のことです。dbx 関数 により、サポートされる全てのデータベースを単一の呼出表記によりアク セスすることが可能になります。dbx 関数自体は、データベースへの直 接のインターフェイスを有しませんが、それらのデータベースをサポート するために使用されるモジュールへのインターフェイスを有します。 dbxモジュールでデータベースを使用可能とするには、そのモジュールが PHPにリンクされるかロードされる必要があり、そのデータベースのモ ジュールは、dbxモジュールにサポートされている必要があります。現在、 以下のデータベースがサポートされていますが、他のデータベースも追 加される予定です。 FrontBase (PHP 4.1.0以降で利 用可能) Sybase-CT (PHP 4.2.0以降で利 用可能) Oracle (oci8) (PHP 4.3.0以降で 利用可能) dbxにデータベースのサポートを追加するためのドキュメントは、 http://www.guidance.nl/php/dbx/doc/ にあります。 これらの関数を利用可能にするには、 --enable-dbx オプションを使用して dbxサポートを有効にし、また、使用するデータベースに関するオプション、 例えば、MySQL の場合は --with-mysql=[DIR] も指定して PHPをコンパイルする必要があります。 dbxモジュールで他のサポートされるデータベースを動作させるには、指定 したドキュメントを参照して下さい。 これらの関数の動作は、 php.ini の設定により変化します。 表 1DBX設定オプション 注意 iniオプションは、PHP 4.3.0から利用可能です。 設定ディレクティブに関する簡単な説明を以下に示します。 カラム名は、変更されず("unchanged"の場合)に返すか、大文字 ("uppercase"の場合)または小文字("lowercase"の場合)に変換すること ができます。このディレクティブは、 dbx_query() のフラグで上書きすることが可能です。 dbxモジュールでは2種類のリソース型があります。最初のリソースは、 データベース接続用のリンク- object で、2番目はクエリ結 果を保持するための結果- object です。 これらの定数は、この拡張モジュールで定義されており、 この拡張モジュールがPHP内部にコンパイルされているか実行時に動的にロー ドされるかのどちらかの場合のみ使用可能です。