本節においては、UNIXシステム上でのPHP のインストールと設定に関する 手引きを示します。読み進む前に使用するプラットフォームまたはWebサー バについて必要な部分を調べるようにして下さい。 事前に必要な知識とソフトウエアを以下に示します。 UNIX に関する基本的な知識("make" およびC コンパイラを使える程度) ANSI C コンパイラ(コンパイルする場合) flex(コンパイル用) bison (コンパイル用) Web サーバ (gd、pdfライブラリ等のような)モジュール用のコンポーネント UNIXプラットフォームで様々なパッケージを使用してPHPのコンパイルお よび設定を行う方法は複数あります。ユーザ自身によるコンパイルおよび 設定の処理はより複雑です。このため、この文書ではこれらの手順につい てより詳細に説明します。 PHPの初期設定および設定処理は、 configure スク リプトでコマンドラインのオプションを使用することにより制御されます。 このページは、最も一般的なオプションの使用法を概説するものですが、 この他にも多くの設定方法があります。詳細については、 configureオプションの完全なリスト を参照下さい。PHPをインストールする方法は複数あります。 Apacheモジュール として fhttpdモジュール とし て AOLServer, NSAPI, phttpd, Pi3Web, Roxen, thttpd, Zeus として使用する CGI実行ファイル として PHPは、Apacheモジュールとしてコンパイルする方法には異なった複数の 方法があります。まず始めに簡単なインストール手順を示します。 例 3-4 PHP 4 の簡単なインストール手順 (Apache モジュール版) PHPを設定した後では、CGI実行バイナリまたはPHPライブラリを構築する 準備ができています。コマンド make を実行する場 合には注意を要します。このコマンドの実行が失敗し、その原因が不明 な場合には、 問題に関するセクショ ン を参照下さい。