include_once() 命令は、スクリプトの実行時に指定 したファイルを読み込み評価します。この動作は、 include() 命令と似ていますが、ファイルからのコー ドが既に読み込まれている場合は、再度読み込まれないという重要な違い があります。その名が示す通り、ファイルは一度しか読み込まれません。
include_once() は、スクリプトの実行時に同じファイ ルが複数回読み込まれ、評価される可能性がある場合に、関数の再定義や 変数値の再代入といった問題を回避するために一回だけ読み込ませるため に使用します。
require_once() および include_once() の使用例に関する他の例については、 最新のPHPソースコード配布ファイルに含まれるPEARのコードを参照下さ い。
include_once() は、PHP 4.0.1pl2で追加されまし た。
注意 (Windowsのように)大文字小文字を区別しないオペレーティングシステムでは、 include_once() および require_once() の動作が意図したものにならない 可能性があるので注意して下さい。
例 12-9 include_once() は大文字小文字を区別します
Windows版の PHP は、現在この関数に関してリモートファイルアクセス機能をサポートしていません。これは、 allow_url_fopen を有効にした場合でも同様です。
include() 、 require() 、 require_once() 、 get_required_files() 、 get_included_files() 、 readfile() 、 virtual() も参照して下さい。